

自由遊びの中で、子どもたちはレゴやニューブロックなどのブロックを使い、ぬいぐるみの家や遊びの空間を作る姿が見られました。
物の形や構造、空間の使い方への関心が高まっている様子がうかがえたことから、子どもたちの発想を広げながら試行錯誤を通して遊びを発展させていくことをねらいとして本テーマを設定しました。
また、本園では身近な環境や遊びの場を子ども自身が作り出していく経験を大切にしています。
本活動では、園庭や室内の環境を活用しながら、子ども同士で考えたり工夫したりする中で主体的に遊びを広げていく姿を育むことを目指しました。
さらに、作品展に向けてプログラミング教材(KOOV)を取り入れ、組み立てた作品を動かす経験を通して、ものづくりと探究的な活動を結び付けていくことを計画しました。
自分たちでコースや構造物を作る中で遊びを発展させていけるよう、大型積み木、平均台、ステップストーン、ラダー、ハードルなどの素材を準備しました。また、組み立てた作品を動かすことできるプログラム可能ブロック(KOOV)とその操作アプリのためのタブレット、振り返り用のモニターを準備しました。
10月20日~ 大型積み木を用いた組み立て遊び。園庭で積み木を組み合わせて構造物を作ったり、積み上げゲームやままごと遊びへと発展させたりする姿が見られました。
10月21日 新聞紙遊び。教室内にスズランテープをマス目状に張り、新聞紙を使って家づくりや迷路づくりを行うなど、空間を意識した遊びを楽しみました。
11月5日~ 平均台やステップストーンなどを組み合わせ、園庭に運動コースを作る活動を行った。子どもたち自身が配置を考えながらコース作りに取り組む姿が見られました。
12月11日 ビニール紐を切り開き、編み込む活動。図形や構造に興味を持ちながら、装飾づくりや構造的な表現を楽しみました。
2月3日 水彩絵画。立体物を観察しながら水槽の中の魚を描く活動を行い、形や空間の捉え方に目を向けました。
2月20日〜 KOOVを用いたプログラミング遊びを行い、組み立てた作品を動かす活動に取り組みました。
園庭や教室の空間を活用し、子どもたちが自分たちで遊びのコースや構造物を考えながら作る活動を行いました。
活動の中では、「どんなコースにすると楽しいかな」「どう配置すると園庭全体を使えるかな」「どうやったら動くかな」などの問いかけを行い、子どもたちが友達と相談しながら試したり作り替えたりする姿が見られました。
大型積み木、平均台、ステップストーン、ラダー、ハードルなどの素材を組み合わせながら、自分たちでコースや構造物を作る中で遊びを発展させていく様子が見られました。
また、試行錯誤を繰り返す中で、友達の考えを取り入れながら作り直したり、新しい遊び方を見つけたりする姿も見られ、主体的に遊びを広げていく経験につながりました。
子どもたちは、形や構造、空間の使い方に関心を持ちながら活動に取り組んでいました。自分たちで考え、試したり作り替えたりする経験を重ねる中で、完成の見通しを持ちながら活動に取り組む姿が見られるようになりました。
また、友達と相談したり意見を出し合ったりする中で、遊びを協働的に発展させていく姿も見られました。
さらに、KOOVを用いたプログラミング活動の後には、園内にある身近な家電にも興味を示すようになり、特に掃除機ではスイッチや充電表示などの仕組みに着目したり、分解して別のパーツを取り付けてみたりするなど、機能や構造に目を向けながら試す姿が見られました。
卒園が近づく頃には「お世話になった幼稚園をきれいにしよう」という思いから、掃除機を使って園内の清掃に取り組む姿も見られました。子ども同士で役割分担をしたり声を掛け合ったりしながら活動を進める様子があり、これまでの活動の中で培われた主体性や協働的な関わりが生活の場面にも広がっていることが感じられ、また、これまで過ごしてきた幼稚園を自分たちできれいにしようとする姿には、遊びや探究の経験が園生活への愛着や主体的な行動にもつながっていることが感じられました。
本活動を通して、子どもたちが身近な物や環境の仕組みに興味を持ち、自分たちで考え試しながら遊びを発展させていく姿が見られました。また、その経験が生活の場面にも広がり、友達と協力しながら園生活をより良くしようとする姿につながっていきました。今後も子どもたちの気づきや発想を大切にしながら、主体的に環境に関わり探究していく経験を積み重ねていきたいです。