とうきょうすくわくプログラム活動報告


とうきょうすくわくプログラム活動報告

 

お祭り こまどり組

活動のテーマ

みどり幼稚園の地元では神社のお祭りを祝う習慣がまだ残っていますが、夏休みの思い出をクラスで発表した時にお祭りの話題を挙げる子が多く、他の多くの子も興味を持ちました。 園児の挙げたキーワード「屋台の食べ物」「太鼓」「お神輿」などを切り口に、実際にお祭りに行った子も行かなかった子も、実演鑑賞やごっこ遊びなどを共に楽しむことにより、日本の伝統文化に興味をもち体験的に探求・理解してほしいと思い、このテーマを選びました。

探究活動の実践


<素材・道具> 今までの製作で触れていて慣れているもの(新聞紙、折り紙、絵の具等)
<環境> ・和太鼓演奏グループの実演鑑賞とその指導による演奏体験の機会
・縁日屋台セットやお神輿製作キットを利用したお祭り・縁日の模擬空間
・屋台の食べ物の製作活動では、材料を複数種類用意して選択肢を与え、
 自分の意志で進んで主体的な活動に参加できるような環境を設定した。

活動の内容

・2024年9月2日・3日:夏休みの体験発表とそのお絵描き
・10月17日:お祭りごっこの進め方について話しあい
・10月18~28日:屋台の食べ物の製作(10/18:りんご・ぶどう・みかん飴、10/21-23:たこ焼き・ベビーカステラ、10/24・25:チョコバナナ、10/28:わたあめ)


・10月29日:和太鼓実演鑑賞・演奏体験
・10月31日:財布・お金の製作
・11月5日・6日:クラスの中でのお祭りごっこ実施とそのお絵描き


・1/月31日・2月4日:ちょうちんの製作


・2月5日~14日:神輿の製作


・2月15日:作品展。園児の作品を展示し、製作過程をスライドショー映写で保護者と共有


・3月10日:年長組のお別れ会で、年中組が全園児参加のお祭りごっこを主催


・作品展示会

活動中見られた子どもの姿

園児の言葉: 「これ食べたことある」、「家でも作ったよ」。「仲町小学校のお祭りは大きな太鼓があった」、「ピッピーわっしょいしてお菓子もらったの」、 「ちょうちんってぼんぼりに似ている」


振り返りによって得た先生の気づき

・子供たちの経験から「知っている」「見たことある」などを取り出して活動すること
で、子供たちが得られる知識をより具体的に深めながら学ぶことができることに気づきました。
・家庭での経験が土台にあるために、それが園での活動と結び付けられ、子供たちからの自発的な発言や発表が多くなることに気づきました。
・何より、楽しいお祭りの経験や美味しい屋台の食べ物といった、好きなことや興味のあることを題材にすることで、子供たちの活動意欲が格段に高まることに気づきました。



「園庭の自然」うぐいす組

「お祭り」こまどり組

「日常体験からのごっこ遊びが発展した制作遊び」はくちょう組

「英語あそび」全クラス